2020.3.1NRT～これもレアになってきました
今朝も3月1日の成田より。
経済性に勝る777-300ERの台頭と経年化で旅客機としては余剰になりつつあった747-400を有効活用しようと今から15年くらい前あたりから旅客機でだめなら貨物機へ改修ということでさかんに貨物機への改修が行われました。
日本でも日本航空が同様の改修を行い、一時期は結構アッパーデッキ（二階部分）が長い貨物機を目にする機会が多かったのですが、ただ純粋な貨物型に比べると性能が劣り、また機首のノーズカーゴドアも付いていない等、制約も多く、貨物型の400Fが中古市場に流れるようになると次第に姿を消してレアになってきました。
ちなみに改修はボーイング社から委託契約を受けたメーカーが行ったものはBCF（Boeing Converted Freighter）とイスラエルのメーカーが独自に改修をしたBDSF（BeDek Special Freighter）と2つありますが見た目は一緒で素人目にはどこがどう違うのか分かりません。
今朝ご紹介しているアシアナ航空の機体はBDSF型で元々は1999年にニュージーランド航空が旅客型として導入、2011年に運航を終えた機体をアメリカのサザンエアが貨物機に改修、翌年アシアナ航空が入手して貨物機として運航しています。
余談ですがアシアナ航空、経営難で身売りをしたのですがこのコロナウイルス禍でその話も頓挫する可能性が出ているようです。大丈夫なのかな…。
