2020.1.13NRT~夢の跡3

f:id:hiroki_h2:20200113120615j:plain

B-6519 Hainan Airlines Airbus A330-243

今朝も1月13日の成田より。

中国南部の海口を拠点とする海南航空、海航集団の中核企業として急成長し、航空会社だけでも中国国内に天津航空、北京首都航空、金鵬航空、雲南祥鵬航空、香港航空などを従え、海外でもヒルトンやドイツ銀行、さらにアメリカのCITグループから航空機リース部門を買収するなど積極的なM&Aを行う等、中国を代表する企業集団です。

日本乗り入れは2004年に海口~関空線を開設したものの2008年に一度撤退、2019年に10年ぶりに再び関空を拠点に深セン線を開設、以降、海口、西安、北京、蘭州と路線を拡大、そして2019年10月からは成田~北京線を開設するなど、かなり積極的な路線拡大をしていました。

そんな海南航空を中心とした海航集団ですが、最近は経営不振が伝えられており、そして今回の新型コロナウイルス禍が致命傷となり、中国の政府管理下に置かれることとなりました。

jp.reuters.com海南航空、そして傘下の航空会社は今後政府管理下で中国の大手エアラインへ売られていく可能性が高いようです。こちらも夢の跡になりそうです。